一人暮らしの電気代ってどれくらいかかるの?

一人暮らしを始めたばかりなら、誰しも思うことではないでしょうか?

初めての請求書に記載された電気料金が正しいのか心配になりますよね。

極端な話、漏電していたりすると、使った電力以上の請求が来てしまうので、やはり「一般的な電気代」というのは、知っておくべきことだと思います。

そこで今回は、状況別・一人暮らしの電気代の平均額をご紹介します。

同じ一人暮らしでも、平均額は異なる

一人暮らしの平均額は、生活スタイル家電によっても変わってくるので、一概に断定することはできません。

ただし、おおよその金額は皆さん同じ程度だと思います。

今回は、生活スタイル別に平均額をご紹介しますが、あくまで参考程度に見てください。

一人暮らしでも家にいる時間が長いと料金がかさむ?

これは学生に多いのかもしれませんが

  • 比較的家にいる時間が長い
  • 週に3日以上休みがある
  • 休みは家で過ごす

という人は、当然のことながら、一般的な平均額よりも少し高くなります。具体的には

  • 春・秋:3,000~4,000円
  • 夏・冬:7,000~8,000円

といった感じです。

テスト勉強や課題の作成を家でする学生は少なくないでしょう。

また、テスト勉強は徹夜で行う学生も多いと思います。

明るい昼時に勉強すると、電気代が変わって来ますよね。

家にいない時間が多いと電気代が安い

アルバイトをしている学生の一人暮らしだと、大抵の場合、平日は朝と夜だけしか家にいませんし、夜遅い時間帯のアルバイトならなおさら家にいることが少なくなるでしょう。

土日にアルバイトのシフトを入れていることも珍しくありません。したがって、平均額もぐっと下がります。

  • 春・秋:2,000~3,000円
  • 夏・冬:4,000~5,000円

差が出るのは夏と冬ですね。冷房・暖房などのエアコンをほとんど使わずに済むというのは大きいです。

また中には4,000円もかからないという人も多いのではないでしょうか。

電気代って、最大でどれくらい安くなる?

電気代がだいたい平均と同じぐらいだ
ちゃんと節約できている

と思って気を抜いてはいけません。

電気代が平均的な金額であっても、決して良いことではありません。テストの点数と同様で、平均点では良い成績とは言わないですよね。

ここでは、どのくらいまで電気代を抑えることができるのかを、詳しく見ていきましょう。

1.安い人はどれくらいなの?

安い人は下記のような金額になります。

  • 春・秋:1,000~2,000円
  • 夏・冬:2,000~3,000円

先ほど紹介した「一人暮らしの電気代」よりもさらに1,000円以上も安くなっています。

2.契約を変更している

実は電気代がこんなに安くて済む理由は、一生懸命節電しているからではありません。

  • 基本料金
  • 料金単価

契約内容を変更することで、この2つを劇的に安くしているからこそ、実現できることなんです。

総務省統計局の家庭調査の電気代は?

総務省統計局の家計調査によると、2006年~2015年までの若者(34歳以下)の一人暮らし世帯の家計の電気料金の平均額は、昨年2015年の平均額が年間39,079円、ひと月あたりの平均額は3,257円です。過去3年間(2012年~2015年)の平均値を出すと、年間39,894円、ひと月あたり3,325円です。

日本で一人暮らしをする際の電気料金の平均金額は年間39,894円、ひと月あたり3,325円なんですね。

これから一人暮らしをする予定の方や、若い世代の一人暮らしの世帯の方は、参考にしてみてくださいね。

一人暮らしの電気代
年間39,894円
ひと月3,325円

一人暮らしの場合、電気の使用量が少なく、一人が外出すれば無人になってしまうので、電気料金は高くなりにくいところです。

政府統計の2016年家計調査(2017年2月17日公表)によれば、単身世帯の電気代は全国平均で5,320円/月となっています。

一般的に、暖房を使う冬の電気代が一番高く、エアコンをあまり使わない春秋は安く、夏はクーラー次第といったところなので、春秋で5,000円超えてるとちょっと高いかな。夏場でクーラーを普通に使って5〜6,000円くらいが理想的ではないでしょうか。

電気代は5,000円代が最高金額

電気代は、ガス代や水道代と比べると比較的、費用が安く済みます。

しかし、近年では電気代が年々上昇している傾向があります。

総務省の家計調査によると、単身世帯の電気料金は、

  • 2012年=5,141円
  • 2013年=5,482円
  • 2014年=5,565円
  • 2015年=5,599円

となっています。年々電気代が増加しているのがわかりますね。

ちなみに、2015年の単身世帯の「光熱費」は11,667円。つまり電気代が約半分を占めているのがわかります。

統計上、光熱費は年齢が上がると増大していく傾向があるので、若い世代であれば平均よりはぐっと下がります。

大学生の方は若い人も多いので、電気代は割と低い方ではないでしょうか。

意外にかからない夏場の電気代

春と秋に比べると電気代を使っていると感じるのはエアコンです。

人によっては夏場の方が電気を使っているイメージが強いのではないでしょうか?

ただし、エアコンで最も電気料金がかかるのは設定した温度に達するまでです。

そのため冬場の方が、エアコンだけで言えば電気代がかかるのです。なぜなら部屋と外の温度差が大きいからなんです。

例えば、気象庁が出しているデータによると、東京 の「日最高気温」の月平均値は、2016年で8月が31.6℃です。それに比較して「日最低気温」の月平均値は1月の1.8℃です。

つまり、エアコンを22~25℃に設定したとして、どちらのほうがより気温差があるかがわかると思います。

また、寒い時期はどうしても外出する時間も短くなりがちで、自宅で家電を使う頻度も上がります。

コタツや電気ストーブ、電気カーペットなどがありますよね。

日照の時間が比較的短くなるのも冬場です。

したがって日中から電気をつけている事も多いのではないでしょうか。

冬の電気代の節約方法とは?

夏よりも電気代がかかるのは冬だということがわかりましたね。

それではどのように電気代を節約できるでしょうか?

ここでは、冬場の電気代の節約に関して詳しく見ていきましょう。

冬の節電方法①:設定温度を下げる

エアコンをつける際には、設定温度をできるだけ下げましょう。もしくは「自動運転モード」にすることが節電のポイントになります。

エアコンは最も電気料金がかかるものですが、かといって冬の寒さにはとても耐えることはできないでしょう。

エアコンをつけても良いですが、なるべく温度を調節しておくことが重要です。

冬の節電方法②:つけたり消したりしない

数十分部屋から出ている程度であれば、つけっぱなしでも問題ありません。エアコンは温度差があると電気料金がかかることはすでに述べました。

実は節約のつもりでつけたり消したりをすると、無駄にコストがかかる場合があるんです。

また、10時間以上使っているともったいないという気もしますが、こまめに消すよりも、長時間使っている方がお金がかかりません。

冬の節電方法③:コタツを活用しよう

電気代がもっとも嵩張るのは、エアコンを使用した時です。

より電気料金を抑えたいならこたつをうまく活用しましょう

冬でありがちなことですが、コタツで寝てしまったり、コタツの中で衣類を温めることなど、風邪をひいたり火事の元になるので注意が必要です。

学生ならコタツで課題をやることも多いと思うので気をつけてくださいね。

エアコン以外にも暖房器具を使うケースも多いと思います。

しかしファンヒーターや電気ストーブはすぐに暖まる反面、長時間の使用は電気料金が高くなります。

冬の節電方法④:冷蔵庫や冷凍庫の温度を緩くしておく

気温が低い冬場であれば、食べ物も傷みにくいので設定温度を下げましょう。冷蔵庫や冷凍庫の温度を緩くしても食品には差し支えがないです。(この場合は自己責任になるので注意してください)

一年でもっとも電気代が高いのは冬!

電気代が最もかかる季節は冬ですが、寒さ対策なしに冬を乗り切るのは難しいので、工夫を凝らしてしっかりと節電していきましょう。小さな事の積み重ねが、数か月単位で大きな違いになって表れるはずです。

ちなみに政府統計の2016年家計調査、年齢別に見ると、34歳以下の単身世帯は3,280円/月、35〜59歳は5,036円の電気代でした。

若い人は外に出かけることも多いから電気代があまりかからないと推測されますね。

もっと節約したい人は、図書館とかの公共施設をうまく利用するのも手ではないでしょうか。